靴下や下着や肌着ってリサイクルとかリユースするもの?意識調査の結果はこうだ
衣料品のリサイクルといえば?
コートやジーンズ、あるいはジャケットにスカートなど、一般的に“外側”に着る衣服をイメージされるだろう。
では靴下や下着(肌着)をリサイクルやリユースに出したことはあるか?
そんなアンケートをBioworks株式会社が実施したところ、靴下と下着と肌着のリユース・リサイクル率は平均10.8%という非常に低い数値になったことがわかった。
では靴下・下着・肌着はどう処分しているのか?
というと「ゴミとして捨てる」が圧倒的に多く、靴下で87.5%、下着で87.4%、肌着で82.2%となっており、しかも着用期間は靴下1.6年、下着1.8年、肌着2.0年と非常に短い。
つまり頻繁に買っては捨てる悪循環に陥っており、そこから想定される靴下の年間廃棄量は1億9,250万枚にも及び、推計で22,000トンものCO2が排出されることになる。
一方で靴下・下着・肌着をリユースやリサイクルに回したくても「衛生面での不安」や「利用方法がわかりにくい」あるいは「面倒くさい」といった障壁があり、今後の課題となっている。
今回、アンケート調査を発表したBioworks株式会社では、実際に回収された靴下をケミカルリサイクルして再資源化する方法にトライしており、現在実証実験を行っているとのこと。
いつか靴下・下着・肌着の資源循環も当たり前のこととなるかもしれない。
【参考】
Bioworks株式会社(→link)