コーヒーかすを燃料に変える 資源循環型コーヒー焙煎所ATARAOが5/30にイベント開催
抽出したら捨てるしかない。
それが半ば常識だったと思われるコーヒー豆を焙煎用の燃料に変えて再資源化し、新たな一杯を提供する――資源循環型コーヒー焙煎所「ATARAO」が5月30日のごみゼロの日に合わせて体験型イベントを開催する。
資源循環型コーヒー焙煎所「ATARAO」はコーヒーかすを100%再利用して新たなコーヒー豆を焙煎するため、Ergana Design代表 青木氏とCOVE COFFEE ROASTERS代表 山本氏が設立。
二人は、深刻化するコーヒーかすの廃棄問題に対し、コーヒー豆を焙煎するときの燃料にすることで資源循環を行っている。
一体どのようにコーヒーかすを燃料にしているのか?
その工程を簡略化すると、まず接着剤を使わず水分低減と圧縮によりコーヒーかすを固形化し、
それを燃焼させるための焙煎機を独自で開発。
コーヒーかすは近隣のカフェからも回収しており、環境負荷を最小化させながら、従来のガス焙煎とは違った独自の風味が楽しめるという。
接着剤を使用していないため、コーヒーかすの燃焼後の灰には不純物が含まれておらず、二次利用も可能。
例えば土壌改良剤や病虫害予防材料、陶芸用釉薬の原料として用いることができるという。
こうした資源循環を「見て、味わって、身につける」体験をするのが今回のイベントの狙い。
当日は11:00 〜 20:00で予約は不要。会場は以下のとおり。
COVE COFFEE 旗の台店:品川区旗の台4-6-2
【参考】
資源循環型珈琲焙煎所ATARAO(→link)