「遺品整理はどれくらいの費用がかかるのだろう…」「『出張見積もり無料』とホームページに書いてあるけど、来てもらったほうがいいのかな?」と、お悩みではないでしょうか。
遺品整理を業者に依頼する際は事前に見積もりを取り、費用や作業の内訳などを確認することが大切です。遺品整理は作業量が多く費用が高額になりがちなため、見積もりを取らずに依頼すると想像以上に高額な費用を請求されるなど、トラブルになることが多いです。
事前に見積もりを依頼することで作業内容や費用が明確になり、予算に応じた作業を依頼できます。また、複数の業者に依頼して比較することで適切な金額を把握でき、費用を抑えて依頼が可能になります。
本記事では、遺品整理で見積もりを取るべき理由を詳しく解説します。見積もりでチェックすべきポイントや費用を抑える方法も紹介しているため、遺品整理で失敗したくない人はぜひ最後までお読みください。
目次
遺品整理で見積もりを取るべき理由2選

遺品整理で見積もりを取るべき理由は、以下の2つです。
- 料金が把握できる
- スタッフの振る舞いをチェックできる
詳しく解説します。
料金が把握できる
事前に業者から見積もりを取ることで、遺品整理にかかるおおよその料金が把握できます。特に複数の業者に依頼すると相場を把握でき、適切な価格で依頼できる点も大きなメリットです。事前に作業内容や金額を詳しく確認できるため、思わぬ追加料金の発生を防ぎ、費用を抑えられます。
ただし、現地での見積もりには料金がかかる場合もあるため、無料見積もりを利用すると良いでしょう。できるだけ複数業者に依頼し、料金やサービス内容を比較したうえで検討することをおすすめします。
スタッフの振る舞いをチェックできる
大切な遺品を安心して任せられる業者かどうかは、見積もりに来てくれたスタッフの対応で判断できます。事前にスタッフの質を確認することで大きな失敗を防げるほか、安心して作業を依頼できます。
チェックするポイントの例は、質問に丁寧に答えてくれるか、遺品を丁寧に扱ってくれるか、などです。優良業者ならわかりやすい説明があるだけでなく、遺族への心配りもあるはずです。
対応が雑な業者や見積もりの内容について詳しい説明がない業者は、避けるようにしましょう。見積もりが不明瞭な場合や強引な営業をしてくる場合は、悪徳業者の可能性が高いと言えます。見積もりの時点で見極められることが多いため、できる限り依頼前にチェックしておくと安心です。
遺品整理で見積もりを取るときの流れ

遺品整理で見積もりを取る場合、大きく分けて2つの方法があります。
- 電話・メールの場合
- 出張見積もりを依頼する場合
順番に見ていきましょう。
電話・メールの場合
遺品整理は、業者のホームページなどから気軽に電話やメールで見積もりを依頼できます。近年では、LINEで直接やりとりできる業者も増えています。事前に依頼したい作業内容をまとめておくと、スムーズに依頼できるでしょう。
電話やメールでの見積もりは遺品の量や状態を直接確認できないため、正確な金額の提示が難しい場合があります。遺品や処分したい物の量が多い場合は、写真や動画を撮影しておくと正確な見積もりを提示してもらいやすくなります。
現地確認なしで依頼する場合は、提示された金額が変わる可能性があることを念頭に入れておきましょう。
出張見積もりを依頼する場合
できるだけ正確な金額を知りたい場合や遺品の量が多い場合は、出張見積もりを依頼するのがおすすめです。メールや電話などで見積もりに来てもらう日程を調整したあと、実際に遺品の量や家の状態などをチェックしてもらい、見積もりを出してもらいます。
依頼したいサービスがある場合は、事前に伝えておくとスムーズです。出張見積もりは無料の業者が多くなっていますが有料の場合もあるため、事前に料金が発生しないことを確認してから依頼しましょう。
遺品整理の見積もりでチェックすべきポイント3つ

遺品整理で見積もりを取るときは、トラブルを防ぐためにも以下3つのポイントをチェックしておきましょう。
- 作業内容
- 料金
- オプションや追加費用の有無
詳しく説明していきます。
作業内容
依頼した作業が見積もりに含まれているか、しっかり確認しましょう。業者によって、対応してもらえる作業内容が異なるためです。作業範囲をしっかり確認していないと後々トラブルになることもあるため、細かい部分まで確認しておきましょう。
中には、依頼していない作業が見積もりに含まれている場合もあります。不明瞭な費用が含まれていないか、そして内訳が明確に記載されているかどうかも確認してください。
料金
見積もりに記載されている料金が妥当かどうか、細部まで丁寧に確認しましょう。遺品整理の費用は、部屋の広さやスタッフの人数・処分する不用品の量など、あらゆる要素によって決まります。見積もりに記載されている主な項目は、以下のとおりです。
- 人件費:作業スタッフの人件費
- 運搬費:遺品搬出にかかる費用
- 処分費:不用品の処分費用
- 清掃費:遺品整理後の清掃費用
- 特殊作業費:消臭、除菌、害虫駆除などの特殊作業の費用
- オプション料金:その他追加したオプションの利用料金
「遺品整理一式」「諸経費」などのわかりにくい項目が記載されている場合は、詳細を確認しましょう。内容が不明瞭なままで依頼するとトラブルにつながりやすいため、見積もりの時点で確認することが大切です。
オプションや追加費用の有無
依頼したオプションがきちんと見積もりに含まれているか、料金はいくらか確認しましょう。当日に追加料金が発生しないかどうかも、確認が必要です。追加料金が発生する場合は、発生するタイミングと金額を明記してもらうことで、安心して依頼できます。
業者によっては、見積もり後のキャンセルにはキャンセル料が発生する場合があります。キャンセル料が発生するタイミングや金額は業者によって異なるため、個別に確認しておきましょう。契約前に、書面にて確認しておくと安心です。
遺品整理の見積もりを安く抑えるポイント3つ

遺品整理の費用を安く抑えるには、見積もり時に以下3つのポイントをチェックしてみてください。
- 複数社に見積もりを依頼する
- 状態の良い物は買取りしてもらう
- 依頼する作業を厳選する
ひとつずつ見ていきましょう。
複数社に見積もりを依頼する
見積もりを依頼する場合は1社ではなく、複数社に依頼しましょう。1社では見積もり価格が妥当か判別できず、内容の比較もできないからです。
複数の業者に依頼することで料金の相場がわかりやすくなり、比較検討することで自分に合った業者を選びやすくなります。相見積もりを嫌う業者や、その場で契約を強要する業者は優良業者ではない可能性が高いです。検討するときに除外することで、トラブルを未然に防げるでしょう。
状態の良い物は買取りしてもらう
遺品の中に状態のよい物がたくさんある場合は、買取サービスを利用と費用を抑えられます。遺品整理と同時に買取りしてもらうことで、スムーズに遺品整理を進められます。
ただし、買取りを考えている場合は古物商許可を得ている業者に依頼しましょう。明らかに高額な物や骨董品などが大量にある場合は、専門の買取業者に来てもらったほうが高額査定を期待できるケースもあります。買取りしてもらいたい物や量に応じて、遺品整理業者にまとめて依頼するか、買取業者に別途依頼するかを検討しましょう。
依頼する作業を厳選する
遺品整理の費用は部屋の広さや遺品の量、スタッフの人数などによって決まるため、依頼する内容を厳選すると費用を抑えられます。例えば、簡単な仕分けは自分でおこなっておく、自分で処分できる不用品はあらかじめ粗大ごみに出すなどして捨てておくと、費用を抑えやすいです。
また作業日を指定しないなど、業者の都合に合わせることで料金の割引を受けられる場合もあります。予算などが厳しい場合は、見積もりのときに相談してみてください。
遺品整理の見積もりを取る際の注意点

遺品整理で見積もりを取るときは、以下の3点に注意してください。
- 資格を保有している業者を選ぶ
- できれば複数で対応する
- 納得してから契約する
遺品整理をスムーズに進めるために、ひとつずつ押さえておきましょう。
資格を保有している業者を選ぶ
遺品整理で不用品を処分してもらうときは、自治体の「一般廃棄物収集運搬業許可」が必須です。遺品整理と同時に買取りしてもらうなら、古物商許可の有無も確認しておきましょう。自社が許可を保有していない場合は、許可を持っている提携業者が対応するかどうか確認してください。
遺品整理士の資格の有無は必須ではありませんが、作業の専門知識やノウハウを持つため相談しやすく、スムーズに遺品整理を進められるでしょう。
できれば複数で対応する
見積もりを依頼するときは、可能であれば複数人で対応するのがおすすめです。見積もりに立ち会うのが女性や高齢者だけだと、その場で契約を急かされたり強引な営業を受けたりするなどトラブルに遭うことがあるためです。
現地見積もりを依頼する場合は、あらかじめ貴重品や高価な骨董品などは事前に別の場所へ移動しておきましょう。相見積もりの場合は、依頼するときに一言添えておくと後のトラブルを防ぎやすくなるでしょう。
納得してから契約する
正式に契約する際は、見積もり内容に納得したうえで依頼することが大切です。不明点や気になる点を解消しないまま契約を進めるとトラブルに発展しかねないため、契約前に内容をしっかり確認しておきましょう。
特に作業の範囲や料金、オプションや追加料金の有無など、料金に関わる内容はトラブルが起こりやすいです。わかりにくい点や不安な点があれば契約前に業者に伝えて、疑問を解消しておきましょう。
遺品整理の見積もりまとめ

遺品整理を業者に依頼する場合、事前に複数社から見積もりを取り、比較検討したうえで契約しましょう。遺品整理は作業が多岐にわたり費用も高額になりやすいため、事前に見積もりを取ることで大まかな費用を把握できるだけでなく、優良業者を選びやすくなります。
特に、以下のような業者には注意しましょう。
- 見積もりの内容が不明瞭
- 質問に具体的に答えてもらえない
- 見積もりに来たスタッフの対応が悪い
- しつこく営業してくる
優良業者の特徴は、以下のとおりです。
- 必要な資格を保持(提携)している(一般廃棄物処理運搬業・古物商など)
- スタッフの対応が丁寧
- 料金が明瞭でわかりやすい
- 質問に丁寧に答えてくれる
一度処分してしまった遺品は、元には戻せません。納得のいく遺品整理をおこなうためにも、業者選びは慎重に進めることが大切です。
適切な業者を選ぶことで、遺品整理はスムーズに進められます。タイヨーが提供しているサービス「遺品整理みらいへ」では、遺品整理から不用品回収までさまざまな作業を承っております。電話・メール・LINEでお見積もりは無料でおこなっており、女性スタッフの対応も可能です。遺品整理士も常駐しておりますので、お困りのことがあればぜひお気軽にご相談ください。