大量廃棄が社会問題に?不要になった太陽光パネルの破砕リサイクルサービスを開始
国が定めたFIT制度(固定価格買取制度)により、一躍、日本中に広がった太陽光発電。
環境負荷が低い発電方法であり利用者が増える一方、新たな問題も認識されつつある。
太陽光パネルの廃棄問題である。
発電方法自体はエコかもしれないが、耐用年数が過ぎていざ使えなくなった後に、リユースもリサイクルもできず埋め立て処分となれば逆に環境への負荷は大きくなってしまうのではないか?
そこで共進エネルギーサービス株式会社では、こうした太陽光パネルを粉砕し、再資源化するサービスを本年4月から進めている。
太陽光パネルのリサイクル作業を行うため、共進エネルギーサービス株式会社が導入したのはMKパートナーズ社製の「ガラスわけーるⅢ型システム」。
ガラスと金属、樹脂などを効率よく分離することができ、太陽光パネルを100%リサイクルできるのが大きな特徴。
例えばガラス部分については、独自の粉砕技術により安全性の高い「クリスタルストーン・サンド」として再生され、鋭利な角が取れ、防草剤や景観用資材にも使える。
しかも同機械は、低騒音のフルオートで夜間も稼働できるため、運用コストも低下。
共進エネルギーサービスでは、こうしたリサイクル用太陽光パネルだけでなく、再販やリユースにも対応しており、不要になったパネルの買取を広く募集している。
【参考】
共進エネルギーサービス株式会社(→link)