サステナビリティに対する消費者たちの本音をアンケート! 紙ストローが不便6割
世界中でサステナビリティが注目され、日本でもあらゆる場面で企業や個人の取組が見られるが、『さすがにそれはどうなのか?』と人々が戸惑う場面も出てきている。
そこで株式会社パイプラインが全国の20代~60代の男女1,006人を対象にアンケートを実施。
様々なサステナビリティの取組について「本当に効果があるのか?」とか「もっと進めて欲しい」など、普段はあまり目にすることない「消費者たちの本音」を調査&公開した。
まず最初に投げかけたのが「サステナビリティについて本当に効果があるのか?と疑問に持ったことがあるか」という質問で、「はい」と答えたのは61.2%。
実に半数以上が疑問に感じているようで、もっと具体的な問いかけが行われている。
8項目すべてを見てみよう。
①商品パッケージの簡略化はどう?(肯定派78.8%・否定派21.2%)
②環境に良い素材の商品・サービス(肯定派80.6%・否定派19.4%)
③商品の個別包装禁止(肯定派63.3%・否定派36.7%)
④レジ袋の有料化(肯定派46.8%・否定派53.2%)
⑤ホテルなどアメニティの提供中止(肯定派46.6%・否定派53.4%)
⑥木製カトラリー(スプーンやフォーク)(肯定派61.7%・否定派38.3%)
⑦プラスチック製カトラリーの有料化(肯定派45.8%・否定派54.2%)
⑧紙製ストロー(肯定派34.8%・否定派61.2%)
以前から包装が過剰だと指摘されてきた日本の商品について、今なおその考えは変わっていない様子(①~③)。
しかし、レジ袋や紙製ストローなど、日常で頻繁に使うものとなると(④~⑧)、ほとんどの否定派で半数以上にのぼった。
特に紙製ストローについては「使用感がよくない」「すぐにふにゃふにゃして飲みにくい」「味が台無しになる」といったストレートな感想が寄せられている。
レジ袋についても同様。
実際に何がどこまで削減されていて、どれだけの効果があるのか。
企業や団体は、きっちりとした取捨選択を行い、同時に消費者に対して明確に説明していく必要があるのかもしれない。
【参考】
株式会社パイプライン(→link)