トヨタ自動車本社に廃プラで作られたアートテーブルとアートスツールを設置
数多の複雑なパーツからなる自動車やオフィス家具の製造には、どうしてもリサイクルできない廃棄物が生まれてしまうが、それをそのまま捨てずアップサイクルで活かすことはできないか。
そんなコンセプトをもとにトヨタ自動車とイトーキが協力して、アートテーブルとアートスツールを製作。
トヨタ自動車の本社に設置されている。
まるで大理石のような光沢と柄を持つこのスツールは、トヨタ自動車とイトーキのプラスチックを成形するときに出てくるパージ材が原料になっている。
強度が高いものや美しい外観を持っていながら、これまでは再利用が難しく廃棄されてきた。
それを今回のアップサイクルで再利用。
トヨタ下山工場で出たナイロンパージ材をイトーキがデザイン・設計・組み立てを手掛け、切削加工は再びトヨタ下山工場で行われている。
両社では「デザインの力で廃棄物に新たな価値を与えることを通して、廃棄物を生み出す側・プロダクトを使う側双方の課題解決を目指す」としており、今後は他のパートナーとの提携も考えているという。
【参考】
トヨタ自動車株式会社(→link)
株式会社イトーキ(→link)