星野リゾート:日本初!紙製ハンドタオルの循環型リサイクルシステムを確立
国内外で数多の高級リゾートやホテルを手掛ける星野リゾートが、王子ホールディングスおよび王子ネピア株式会社と共同で、日本初となる使用済み紙製ハンドタオルの水平リサイクルを始めている。
紙製ハンドタオルは便利で清潔なため全国のホテルやレストランなどで使われているが、使用後は汚れて廃棄されるため、環境負荷が大きいとされてきた。
そこで星野リゾートでは「星のや軽井沢」「軽井沢ホテルブレストンコート」「軽井沢星野エリア 村民食堂」「リゾナーレ八ヶ岳」の4施設で専用の回収ボックスを設置。
トイレや洗面所、レストラン厨房など、スタッフが利用する手洗い場で使われた紙製ハンドタオルは、以前から同グループと取引のある株式会社ツチハシと提携し、余計なCO2負担を発生させることなく王子ネピアの工場へ運搬され、再製品化される。
水平リサイクルなので、再び紙製ハンドタオルとなって有効利用されるという仕組みだ。
その量は、年間約700kg、nepiaハンドタオルに換算して2,917パック(1パック200枚入り)の再製品化が見込まれるという。
星野リゾートでは1992年から環境経営を始め、2011年には軽井沢において廃棄物の再資源化100%を達成。
「ZERO委員会」を立ち上げ、グループ全体で取り組んでおり、今回のプロジェクトも同委員会が構想したものだという。
【参考】
星野リゾート(→link)