ゴミ屋敷の害虫駆除方法とは?発生する虫の種類から業者に依頼する判断基準まで解説
更新日2026.08.19

ゴミ屋敷で見かけた害虫を駆除しようにも、どこから手を付ければよいか迷う人は多いでしょう。ゴミ屋敷の害虫は、市販の殺虫剤や粘着トラップである程度まで減らせます。

ただし、大量発生している住居では根本解決を図るために、餌や隠れ家になっているごみを取り除くことが重要です。

本記事では、ゴミ屋敷の害虫を駆除する方法と発生する虫の種類、放置した場合のリスクを解説します。駆除と片付けを同時に進める流れもわかるので、ぜひご一読ください。

ゴミ屋敷の害虫を駆除する方法

ゴミ屋敷の害虫を駆除する方法

ごみ屋敷の害虫を駆除する手段は、数と発生している範囲によって変わります。具体的な方法は、以下の3つです。

  • 殺虫剤
  • 粘着トラップ
  • ごみ屋敷清掃業者

ひとつずつ見ていきましょう。

殺虫剤

見つけた害虫を手っ取り早く減らす手段として使えるのが、市販の殺虫剤です。ゴキブリ用やコバエ用など、害虫の種類に合わせた製品を選びます。

殺虫剤はタイプごとに特徴が異なるので、使い分けが重要です。

  • スプレータイプは直接噴射での駆除
  • ベイト剤は巣ごとの駆除
  • 燻煙剤は部屋全体への薬剤の充満

部屋全体に殺虫効果が期待できるのは燻煙剤ですが、ごみが積み上がった部屋では薬剤が部屋中に行き渡りません。燻煙剤を使うのであれば、ごみや不用品の処分がすべて終わってからにしてください。

ごみ屋敷の場合は、見つけたその場で駆除ができるスプレータイプが有効です。害虫を見つけた時点で駆除しないと、卵から次の世代が育ってしまうため、見つけ次第対処しましょう。

粘着トラップ

発生源を突き止めたいときに効くのが、床や壁際に置く粘着トラップです。薬剤を使わないため、小さな子どもやペットがいる住居でも設置できます。

捕獲された数と種類から、被害の規模と発生している場所を絞り込めます。具体的な進め方は、台所のシンク下と冷蔵庫の裏、玄関の靴箱の脇に3枚置き、1週間後に数を比べます。

害虫の通り道である壁際や家具の隙間に置くと、捕獲数が上がります。ただし、設置するだけでは駆除しきれないため殺虫剤との組み合わせが必要です

発生源がわかれば、片付けを優先しておこなうべきエリアを決められます。

ごみ屋敷清掃業者

自力での駆除が追いつかないほど害虫が増えている場合は、ごみ屋敷清掃業者への依頼がおすすめですごみの撤去と害虫駆除、消毒までを1回の作業でまとめて任せられます。

自力で駆除する場合との違いは、以下のとおりです。

項目 自力での駆除 業者への依頼
費用 殺虫剤やトラップの代金 作業内容に応じた料金
作業範囲 目に見える範囲の駆除 ごみの撤去から消毒まで
再発の防止 自分での継続的な清掃 除菌と防除の処理
所要期間 見つけ次第継続的に取り組む必要あり 最短即日

実際の現場では、業者がごみを撤去しながら害虫を駆除していきます。

自力で対応する場合よりも費用はかかるものの、確実に駆除したい場合に向いています。侵入経路を防ぎ、巣ごと駆除してくれるので、根本的な解決が期待できるでしょう。

ゴミ屋敷で発生する害虫の種類

ゴミ屋敷で発生する害虫の種類

駆除する薬剤は虫の種類ごとに変わるため、部屋にいる害虫が以下5種類のどれにあたるか確かめましょう。

  • ゴキブリ
  • コバエやハエ
  • ダニ
  • チャタテムシ
  • シミ(紙魚)

種類がわかれば、効く薬剤と対策も選べます。それぞれの特性や対策を解説します。

ゴキブリ

ゴキブリはごみ屋敷で見かけることが多い害虫の1種で、生ごみや食べ残しを餌にして増えることが特徴です。暖かく湿度の高い場所を好むため、台所のシンク下や冷蔵庫の裏に集まる習性があります。

卵鞘と呼ばれる卵の入った袋を家具の隙間に産み付ける習性があり、放置すると数ヵ月で個体数が跳ね上がるくらいに繁殖力が高いです。サルモネラ菌や大腸菌を運ぶため、食中毒の原因にもなります。

繁殖を抑えるために、台所まわりから先に片付けて、餌になる生ごみを減らしてください。

コバエ・ハエ

腐敗した食品に卵を産み付けて増えるのが、コバエやハエです。卵から成虫になるまでの期間が短い種類もあり、1~2週間ほどで世代が入れ替わります。

主な発生源は三角コーナーや排水口、飲み残しの缶などです。排水口にぬめりがあると産卵場所になるので、洗浄剤で流しておきましょう。

発生源となる生ごみを断たないかぎり、殺虫剤を撒いても数日後にはまた増殖します。コバエやハエを見つけたら、まずは生ごみを袋に密閉し、収集日に出すところから始めましょう。

ダニ

ほこりやフケを餌に、湿気の多い布団やカーペットで増えるのがダニです。体長が0.3mmほどと小さく目視するのが難しいため、知らないうちに増殖しています。

アレルギー症状や皮膚のトラブルにつながるため、寝具の状態は定期的に確認してください。駆除する際は、洗濯できる寝具を50℃以上のお湯で洗い、布団乾燥機や衣類乾燥機で加熱する方法が効果的です。

ダニが繁殖していると死骸やフンも飛散して衛生面が悪化するので、掃除機をゆっくりかけて吸い取りましょう。

チャタテムシ

湿気の多い場所や紙類、段ボールに発生するのがチャタテムシです。体長は1mm程度と小さく、淡黄色~淡褐色のため見落としやすいです。

カビを餌にするため、湿気がこもった押し入れや本棚で増えていきます。大量に増えるとツメダニの餌になり、刺される二次被害の原因となります。

発生を防止するために重要なのは、発生源となる段ボールを室内に溜め込まず、こまめに処分することですまた、除湿機や換気で湿度を下げると発生を抑えられます。

押し入れであれば、すのこを敷くのが有効な対策です。空気の通り道ができ、湿気がこもりにくくなります。

シミ(紙魚)

古い紙類や書籍、段ボールを餌にするのがシミ(紙魚)です。湿度の高い場所を好み、夜に動き回る習性があり、本の表面や壁紙をかじって跡を残す被害が出ます。

具体的には、押し入れに積んだ古い雑誌の間や、和室の畳の下で見つかることが多いです。

被害を抑えるのであれば、防虫剤を収納へ入れておくのが効果的です。衣類を傷める種類もいるので、収納の中身は定期的に確認してください。

読まない本や古い段ボールがある場合は、これを機に処分すると発生を防げるでしょう。

参考:チャタテムシとシミ|東京都保健医療局

ゴミ屋敷で害虫が発生する原因

ゴミ屋敷で害虫が発生する原因

ごみ屋敷で害虫が発生する主な原因は、以下の2つに分けられます。

  • 餌になる生ごみや食べ残し
  • 隠れ家になる紙類や段ボール

順番に見ていきましょう。

生ごみや食べ残しが餌になるため

放置された生ごみや食べ残しは、害虫にとって餌場になります。わずかな食べこぼしでもゴキブリやコバエは繁殖でき、部屋の一角から数を増やしていきます。

餌になる物の例は、以下のとおりです。

  • 三角コーナーの生ごみ
  • 飲み残しの缶やペットボトル
  • 弁当やカップ麺の容器
  • 開封したまま置いた食品

気温が高い時期は腐敗が早く進み、発生および増殖するのも早まります。食べ物が入っていた容器は洗ってから、袋を縛って捨ててください

台所まわりを先に片付けると、害虫の発生を大幅に減らせるでしょう。

紙類や段ボールが隠れ家になるため

積み重なった紙類や段ボールは、害虫にとって身を隠す場所になります。段ボールは波状の構造で内部に空間があることから湿気がこもりやすいことから、カビやチャタテムシが発生する要因のひとつです。

使わない段ボールが発生したら、古紙の収集日に出してください。紙類を減らすだけでも隠れ家となる場所が少なくなり、害虫の抑制につながるでしょう。

ゴミ屋敷の害虫を放置すると起こるリスク

ゴミ屋敷の害虫を放置すると起こるリスク

ごみ屋敷で害虫を見つけたとしても、面倒なために放置してしまう人もいるでしょう。しかし、害虫を放置するとあらゆるトラブルを引き起こす可能性があります。

具体的には、以下の2つです。

  • 住人の健康被害
  • 近隣とのトラブル

早めに対処すれば、どちらも避けられます。具体的に見ていきましょう。

健康被害を受ける

害虫を放置した住居では、居住者の健康に影響を及ぼします。ごみ屋敷における代表的な健康被害は、以下のとおりです。

  • ぜんそくやアレルギー性鼻炎
  • 食中毒や感染症
  • 皮膚のかぶれや湿疹

例えば、ゴキブリはサルモネラ菌や大腸菌を体に付けたまま食器の上を歩くことから、小さな子どもや高齢者がいる住居では影響が出やすいです。症状が出ている場合は早急に医療機関へ受診し、駆除を進めましょう。

近隣トラブルに発展する

増えた害虫は住居の外へ移動することもあり、近隣とのトラブルにつながります。集合住宅では配管や壁の隙間を通り、隣の住戸や共用部まで移動します。

管理会社へ苦情が届き、あまりにもひどい状況だと退去を求められる場合もあるくらいです。悪臭がともなう場合は、自治体へ通報が入ることも考えられます。

近所付き合いを損なう前に、駆除と片付けを進めてください。対応が遅れるほど、関係の修復にも時間がかかるでしょう。

ゴミ屋敷の害虫を駆除する流れ

ゴミ屋敷の害虫を駆除する流れ

ゴミ屋敷の害虫駆除は、片付けと並行して進めるのが基本です。ごみを残したまま薬剤だけを使っても、餌と隠れ家が残るため再発します。

駆除までの流れは、以下のとおりです。

  1. ごみや不用品を分別する
  2. 作業中に出た害虫を駆除する
  3. 処分完了後に燻煙剤を使う
  4. 再発を防ぐために定期的に清掃する

燻煙剤は薬剤を部屋全体へ行き渡らせる必要があるため、使う前にごみの処分を終わらせてください。燻煙剤を使う際は説明書に従い、火災警報器を覆い、食器や食品を片付けてからおこないます。

駆除が終わった後は、ごみを溜め込まないように定期的に清掃しましょう。きれいな状態を保ち続けられれば、害虫のいない空間を維持できます。

ゴミ屋敷の害虫を駆除する方法についてまとめ

ゴミ屋敷の害虫を駆除する方法についてまとめ

ゴミ屋敷に害虫が発生するのは、放置しているごみがエサや隠れ家となっているためです。

数が少ないうちは殺虫剤や粘着トラップで対処できます。大量に発生している住居では、ごみ屋敷清掃業者への依頼が確実です。

放置すると健康被害や近隣トラブルに発展するため、早めに動くことが重要ですただ駆除するだけでは根本解決につながらず、発生源となるごみを片付けることを優先します。

ごみ屋敷清掃業者に依頼すれば、害虫駆除と並行して不用品やごみの処分もおこなうので、根本的な解決を図れます。

ゴミ屋敷の清掃と害虫駆除でお悩みの方は、遺品整理みらいへまでご相談ください。当社では、ごみ屋敷の片付けはもちろん害虫駆除や消毒、ハウスクリーニングまで対応いたします。

一般廃棄物収集運搬業の許可を保有しており、回収したごみは責任をもって処分いたします。現地見積もりは無料ですので、害虫にお困りの方は気軽に電話メールLINEにてお問い合わせください。

メールで無料見積り
LINEで無料見積り