SDG’sの認知度は5年で35%から82%へ上昇するも……花王が意識調査を実施

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国連総会でSDG’sが採択された2015年から今年で10年。

それまでに人々の意識はどう変化してきたか。世代別の認知度はどうなっているのか。人々の行動パターンに影響はあるのか?

そうした調査を2019年から続けている花王が2024年までの結果を発表した。

まず基本になる「SDG’sを知っているか?」という問いに対し、2019年には35%だけだった「知っている」という答えが2024年までに82%まで上昇。

SDG’sに関連して「普段実践していることは何か」という質問については、世代間でギャップがあった。

例えば40~60代男女では「エコバックを持ち歩く」が72%、「シャンプーは詰め替えを購入」が64%、「電気をこまめに消す」が65%、「LED電球を使っている」が59%とそれぞれ過半数を超える数値を出していたのに対し、20~30代の男女では「エコバック」54%、「詰替え」45%、「電気」43%、「LED」31%など目に見えて低い数値となった。

認知度は上がっているが、必ずしも実践までは難しい一面もあり、意識調査ではこんな答えも出ている。

◆環境問題は大きすぎて解決できる気がしない(20~30代が45%・40~60代が43%)

◆環境によくてもお金のかかることはやりたくない(20~30代が57%・40~60代が54%)

◆環境によくても手間のかかることはやりたくない(20~30代が50%、40~60代が43%)

◆環境によいことは、みんなでやらないと意味がない(20~30代が56%、40~60代が62%)

調査を実施した花王では、SDG’sの実践において大切なのが「習慣化」であり、「続けていると次第に環境に負荷をかけることへの抵抗感や、大人を見て子どもが学んでいく期待感も生まれています」としている。

【参考】
花王株式会社(→link

 

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Posted by バケツ君