二郎系ラーメンのスープを自作したのでレシピ公開! 株式会社タイヨーの休日同好会
野菜マシマシ、脂ギットギト――だけど一度食べたらクセになってやめられない!
全国ラーメンファンの舌を唸らせているのが、ご存知「ラーメン二郎」です。
元々は慶応大学の学生さんを満腹にさせてきたことで知られる、あの日本最強の味(スープ)は広島でも大人気。
そこで弊社株式会社タイヨーの同好会で、スープとチャーシュー、野菜を自作してみました。
早速、レシピと共にその様子を公開させていただきます!

豚骨を煮込む前に下茹で10分
弊社株式会社タイヨーでは、ツーリングや釣りクラブ、あるいはゴルフクラブ、スキークラブなど、社内で同好の士が集って休日にイベントが開かれます。
今回の二郎系ラーメン自作もその一環。
グルメ系イベントも社の正式なクラブ活動にしたい!と考え、入社3年目の比嘉さんにオーガナイザーを頼むこととしました。
普段は、広島カープの試合を観戦しながらビールを飲むのが大好きな好青年は、いかにしてラーメンを作るのか?
果たしてどんな手順で進めるのか?
麺だけは購入品を使い、スープとチャーシューをイチから作りましたので、早速ご報告と参りましょう!

まずはスープとカエシ(タレ)の材料をまとめておきます。
◆スープ
ゲンコツ(豚骨) 6kg
背がら(豚の背骨) 2kg
豚足 2kg
背脂 1kg
◆カエシ(タレ)
醤油 1800ml
みりん風調味料 600ml
うま味調味料(適量)
◆その他
にんにく15球
白ネギ 2本
キャベツ2球
もやし15袋
肩ロース 2.5kg
今回は全部で50名分のラーメンを作るだけに、もはや仕入れは業者さん状態。
さっそくスープの大元となる豚骨を煮込んで……と、そこは慌てちゃいけません。
スープの材料を最初から全て放り込むのではなく、まずは豚骨を10分ほど下茹でしてアクと臭みを抜きます。

トンカチで半分ぐらいに割り、下茹でしたら

お湯をいったん捨てて、新たな水に入れ替えるのです。
チャーシューも一緒に火を通そう
豚骨を下茹でしたら後は約6時間煮込むだけ。
と、思いきや、この熱湯を利用してチャーシューを作るため、肩ロースも一緒に入れるとのことです。
それが比嘉流!

肩ロースブロックと共に、背脂、白ネギの青い部分、にんにく3球分も一緒にINして、ようやく煮込み開始!

グツグツ……グツグツ……。
こうして火をかけ、あとは6時間待つばかり――。
いや、その前に肩ロースは2時間ほど煮込んで、火が通ったら鍋から取り出し、温かいうちにカエシに漬け込んでおきます。

なんせスープは6時間も煮込むわけで、その間、チャーシューに味を染み込ませる時間は十分あります。
チャーシューをカエシに漬けること3時間。
実際にお肉を切ってみましょう。

ニヤニヤして喜びが隠せない比嘉さん。
このために生きている感がハンパないです。
しかし、その笑顔の理由もわかります。なんせお肉を切ってみたら……

ひゃーーーーーーーー!
これ絶対、美味いやつ~!

味付けは塩だけでも十分にイケそうじゃろ!
野菜の仕込みを手伝ってくれるのは沢田さん。


背脂ギットギトな二郎系ラーメンなんて縁遠そうなかわいい顔して、実際はラーメンを前にギラついてます。
スープもほぼ完成に近づき、他のメンバーも揃ったので、最後の仕上げ。
麺を茹で、実食と参りましょう!
店長、オーダー入りましたよー!
二郎系ラーメンの特色は、濃いスープにも負けない太めの縮れ麺。
今回は、特に弾力のあるオーション中華麺を中沢製麺で購入し、使うことにしました。

茹で具合もきっちりと確認する比嘉店長。
はい、もう店長です。
店長、オーダー入りましたよー!

あいよー!
ってなわけで、野菜を入れ

次にチャーシューを乗せていきます。
野菜は、シャキシャキ感を残しながら、少量の塩で茹でておきましょう。
キャベツは茹で過ぎても誤魔化しがききますが、もやしは試食しながら、ちょうどよい硬さを確認しておきます。

そして出来上がったのがコチラ。

お待たせしましたーーーーー!
比嘉流二郎系ラーメンの完成です!
この存在感抜群のチャーシューは、沖縄出身の比嘉流だからこそでしょう。
もう「待ち切れない!」といった表情で、繁富君が自分のテーブルへ急ぎます。

かと思えば、もう我慢できずに漆谷さんが

ズルズルズルーーーーーーーーーーー!
なんという、良き食べっぷりでしょうか。行列2時間の人気店に並んでいたかのような勢いで麺が減っていきます。



いや、本当に皆さん美味しそう……というか実際に超絶ウマウマで、本家に負けないような絶品でした!
最後に、店長……ではなく比嘉さんに感想をいただきました。

◆比嘉さんの感想
初めて自分の手料理をこんなにもたくさんの人に食べてもらうことになり、不安もありましたが、それ以上に「美味しいと思ってもらえるかも……」という期待で胸がいっぱいでした。
結果として、多くの方がスープを完飲してくれて、「チャーシューが美味しかった!」という声もたくさんいただき、とても嬉しかったです。
特にチャーシューは自分でもかなりうまくできたと思います。
味もしっかり染み込んでいて、自分で食べても美味しかった。
スープについては、もう少し乳化させたかったので、次回は背脂の量や火加減を調整して、さらに美味しく仕上げたいと考えています。
最後に。
今回、来てくれたスタッフの皆さんに感謝の気持ちを伝えたいです。
次回はさらに美味しいラーメンを作るつもりなので、楽しみにしていてください!

ごちそうさまでした~!