高校生の作った『古紙新聞』が凄い! 完成度の高さにタイヨースタッフ一同驚き

秦(タイヨー広報)「文章って、どうやったら書けるようになると思います?」

田中(同)「よくぞ聞いてくれました」

秦「えっ、意外……自信あるんですね」

田中「ま っ た く 書 け ん !」

秦「確かに田中さんは、もっぱら“口”ですもんね」

田中「一日24時間、話してないと死ぬもんで、生きるために仕方ないんよ」

秦「そんな田中さんに素晴らしいものをお見せしたく」

田中「えっ、何?」

秦「こちらです、ジャジャ~ン!」

田中「ん? 古紙新聞……って、どっかの業界紙でも取り始めたんか?」

秦「まぁ、まずは本文を読んでみてください」

【古紙新聞の本文リード】
学校などでプリントを貰う機会は多いだろう。
皆さんは、使い終わったプリントはどうしているだろうか?
ここでは、使い終わったプリント、つまり古紙の活用方法について考えていきたい。

田中「学校て……もしかして、これ、学生さんが作った?」

秦「はい」

田中「マジか!」

本気でタイヨーへ取材に来てくれた

秦「この前、取材に来てもらったじゃないですか」

田中「おー、おー! あの広島大学附属高校の◯◯君!」

秦「夏休みの課題でSDG’sを取り上げると言ってましたよね。それで新聞が完成したから送ってくれたんです」

田中「すごいよね。自分で電話をかけてきて、実際にやってきて、敷地内を隅から隅へと歩きながらワシらにずっと質問しとったもんな」

秦「いつも取材に来てくださる新聞記者さんたちは、タイヨーの採用活動や女性活躍に焦点を当ててくださいますけど」

田中「あの子は、リサイクル一本!という感じで、逆に新鮮だったんよねー」

秦「それにしても課題とはいえ、なかなか実行に移せないですよね」

田中「夏休みと言えば、普通、ガリガリ君食いながらウダっとるじゃろ」

秦「あらためて新聞を読んでみましょうか」

Q&Aに編集後記まで……

秦「えーと、まず書き出しは、A4サイズの紙が100枚燃やされると約34gの二酸化炭素が排出されるとのことで……」

田中「プロか」

秦「文章が読みやすいんですよね。その証拠に田中さんですら読んでいる」

田中「ほっとけ!」

秦「学校での提言に始まり、施設での取材状況、リサイクルの現状などを踏まえて、途中、【Q&Aコーナー】まで入ってくるんですよ」

田中「読者が飽きないようにしとるんか……」

秦「高校生にして恐ろしい配慮です」

田中「トップ画像も“敢えて”なんじゃろな」

秦「普通は、タイヨーのリサイクル現場とか来そうなものですよね。それが“古紙による簡易ゴミ箱”を自作しての掲載です」

田中「メッセージ性まであるやんけ!」

秦「さすがに思いつかないですよね」

田中「いけん……敗北感でいっぱいじゃ……。ワシ、中学生からやり直してきていいかね?」

秦「何度タイムリープしても結果は同じですよ。どう逆立ちしても勝てません」

田中「そうじゃね……」

秦「なんせこの古紙新聞、“編集後記”までありますので」

田中「うわぁ、なんじゃ、よぅ知っとるのぅ」

秦「普段から読み慣れてるってことでしょう」

田中「やっぱりタイムリープして、この子と同級生になって、将来、結婚してくるわ!」

秦「◯◯君は『東京リベンジャーズ』というより『東京新聞』を読んでそうですけど、大丈夫ですか?」

田中「……すまん……タイムリープは中止で……」