ペットボトルを自動選別する新マシン「ペトリス」を導入しました
皆さん、リサイクルというと何を真っ先に思い浮かべますか?
古くは新聞紙や段ボール、空き缶などがありますが、現在はやはりペットボトルでしょう。
全国清涼飲料連合会によると一人当たり年間190.5リットル、一日に換算すると512ミリリットル、つまり一日1本が消費されている計算。
そのうち90%近くが回収されているため、弊社タイヨーでも毎日大量のペットボトルを「選別ライン」で仕分けなければなりません。
今回、その作業を高精度で行ってくれる新機械「ペトリス」を導入しましたので、さっそくご報告いたします!

「選別ライン」とは?
資源回収・リサイクルの仕事では、集めたごみを種類ごとに分けて、きれいな再生可能な資源にする工程が重要となります。
ペトリスはその中心を担う機械。
以前の機械は約12年フル稼働しており、3~4年程前から新機種の導入計画を進めておりました。
全国10ヶ所以上の施設を見学させていただき、現場スタッフさんにヒアリングを重ね、その中から「一番タイヨーに合いそうだ」と感じたものを選び、機械商社のフジテックスさんと一緒に構成してもらったのです。

ペトリスを中心とした選別ラインは、以下のような手順で流れます。
破袋機
↓
除袋機
↓
手選別
↓
フライトスクリーン
↓
ペトリス
↓
リサイクル4
↓
ペットボトル穴あけ機
↓
圧縮梱包機
普段、聞き慣れない名前が並んでいると思いますので、少しだけ解説しますね。
◆破袋機・除袋機
ごみ袋を自動で開けて、袋を取り除く機械です。これまでは人の手でやっていた作業が、自動化されました。
◆フライトスクリーン
細かく砕けたゴミやタバコの吸い殻などを、ふるいにかけて取り除く機械です。これのおかげで、作業エリアがかなりきれいになりました。
◆ペトリス(PETセンサー選別機)
透過センサーを使ってペットボトルだけを見分け、風力で飛ばして分けます。まさにハイテク!
◆リサイクル4(アルミ・スチール分別機)
アルミ缶とスチール缶を2種類に自動で分けて、そのままプレスもできます。
◆ペットボトル穴あけ機(これが今回の目玉新兵器!)
圧縮する前にペットボトルに穴を開けることで、ぺちゃんこになりやすくなります。1ブロックにギュッと詰め込めるので、輸送効率がグッと向上。今までにはなかった設備です!

ビフォーアフター
ペトリスを導入して作業効率はどれだけ上がったか?
以下に数字で比較してみましょう。
やはり大きいのがスタッフの人数でしょう。以前は8名だったのが5名に軽減され、それでいて処理能力はキープ。
ペットボトルの圧縮効率も大幅にアップしました。
その結果、何が起きたか?
作業スペースがめっちゃ広くなった!!
設備が小さくなったので、逆に周囲が広がった――当たり前のことですが、これが大きいのです。
より安全にスタッフが働けるようになっただけでなく、心理面でも大きく改善しまして。
導入直後、ニューマシンを見たスタッフは「ちっちゃ!」とか「このサイズで本当にできるんだ!」と驚いていました。
「今まで2階に上がっての作業がなくなったじゃん!」
毎日の仕事の中では結構大きなことだったりして、喜ばれているのです。
実際に動かしてみると旧ラインよりもゆっくりと静かで、初めてスチール缶のベール(圧縮された塊)が完成したときは、拍手喝采でした。

今後の目標に向けて
新しいラインが動き出したことで、何がどう改善されたのか?
あらためて、総まとめさせていただきます。
◆リサイクル率の向上
これまで埋め立てに回るしかなかったゴミが、資源として生まれ変わるようになりました。
◆運搬コストの削減
原油価格も不安定な情勢のなか、圧縮効率がアップしたことにより輸送効率もアップしました。
◆人にしかできない仕事へ
機械に任せられることは機械に。スタッフは判断力や経験が必要な仕事に集中できます。
◆新規受注にも対応できる余力
設備に余裕が生まれたことで、これからの事業拡大にも対応していけます

機械が変わると、仕事が変わって、職場が変わって、やがてまちのリサイクルが変わる。
そんな想いで、今回の導入に臨みました。
引き続き、タイヨーをどうぞよろしくお願いします!








