千葉大など 貴重なヘリウムを機関間で循環利用する取り組み

2026年10月25日ニュース

千葉大学、大阪大学、量子科学技術研究開発機構(QST)は14日、液体ヘリウムの機関間での循環利用を2026年夏から本格的に開始したと発表した。

千葉大など 貴重なヘリウムを機関間で循環利用する取り組み

日本はヘリウムを全量輸入に依存しており、この20年で価格が約7倍に高騰している。

極低温環境を必要とする最先端研究には不可欠な資源だが、利用後に気化したガスは、専用の液化設備がない環境では大気へ排気放出するしかなかった。

今回の取り組みでは、QSTの共同利用実験施設で使用後に生じた蒸発ヘリウムガスをガスバッグに回収し、液化装置を有する千葉大学へと運搬する。

そこで再液化処理を行い、再び実験用として外部機関へ供給する循環サイクルを構築した。

機関の枠を超えてインフラ設備を連携させることで、これまで放出されていた貴重な資源の確実なリサイクルと研究費用の低減を両立する。

本活動は文部科学省などの「先端研究基盤刷新事業」にも採択されており、持続可能な研究環境を支える資源循環モデルとして全国的な波及が期待されている。

【参考】
国立大学法人千葉大学(→link)

2026年10月25日ニュース

Posted by バケツ君